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- 中西瑛理香・因幡都頼の作品が ARToVIILA MARKETから購入申込開始 / 時代と自然を描く独創的な世界観
2025.07.10
中西瑛理香・因幡都頼の作品が ARToVIILA MARKETから購入申込開始 / 時代と自然を描く独創的な世界観
画家・中西瑛理香と因幡都頼は、それぞれが独自の視点で自然や時代の「リアル」を表現するアーティストです。ARToVILLA MARKETにて両アーティストの作品の購入申込受付を開始しました。ぜひこの機会に、彼らの魅力あふれる作品をご覧ください。
中西瑛理香は、希少となった動植物をテーマに、古典的な技法を基盤としながら現代的な要素を融合させた作品を制作。日本古来の美意識である「間」や「感じ取る」ことを大切にした表現を探求しています。一方、因幡都頼は、時代ごとに変わる「リアル」を記録しつつ、他者による自由な解釈の余地を作品に組み込むことを意識しています。余白から想像や解釈の広がる作品の数々をぜひお楽しみください。
出品作品例
中西瑛理香「遊山(printed by ZONSHANG) 」 515×364mm シルクスクリーンプリント、ed.15、付属:額、箱 2025年
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中西瑛理香「遊山(printed by ZONSHANG) 」 515×364mm シルクスクリーンプリント、ed.15、付属:額、箱 2025年
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中西瑛理香
1988年生まれ
2016年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース 修了
現在希少となった動植物をテーマに、古典的な技法を基盤としながら、主観的なデフォルメや現代的な要素を融合させた表現を探求している。自然や生命への深い敬意を出発点とし、日本古来の美意識である「間」や「感じ取る」ことを重視。空白や余白は鑑賞者の想像を促し、さらに作中の生命の存在感を際立たせることで、見る人との対話を生み出す。希少動植物の現状には人間活動がもたらした多くの課題が含まれている。作品を通じて環境への気づきを喚起し、日本の精神文化と現代の視点を交差させながら、新たな発見の機会を提示することを目指している。
個展
2017年 「中西瑛理香個展 遠ざかる海」コート・ギャラリー国立(東京)
2024年 「REC point」Anicoremix gallery(オンライン個展)
受賞歴
2012年 第 48 回神奈川県展 平面立体 奨励賞 受賞
2014年 武蔵野美術大学日本画学科卒業制作 優秀賞 受賞
クライアントワーク
2019年 Google Japan 渋谷ストリームオフィス内作品レンタル一点レンタル依頼及び展示
2020年 「株式会社西原商会」様 新社屋記念寄贈品として「株式会社ニイタカ」様より作品制作依頼
因幡都頼「おはよう令和」 500×727mm 麻紙、樹脂膠、アルミ箔、水干絵具、アクリル、付属:箱 2025年
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因幡都頼「進行方向」 243×410mm 麻紙、樹脂膠、墨 、胡粉、水干絵具、岩絵具、アクリル、付属:箱 2025年
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因幡都頼
1988年 北海道生まれ
2012年 武蔵野美術大学 日本画学科卒業
2023年 武蔵野美術大学 日本画学科非常勤講師
歴史に残るおとぎ話や伝承は、実際の出来事が時代や文化を通して姿を変えたものであり、そこには、当時の人々が感じていた現実や世界認識が、かたちを変えて息づいている。
不思議な出来事も、悲しい事件も、因幡が目撃し記録したものは、誰かにとっては作り話であり、時に喜劇として受け取られるかもしれない。その揺らぎは、イメージと言葉が交わる表現の中で、現実と幻想の境界を溶かし、解釈の「余白」を生み出している。因幡は、時代ごとに変わる「リアル」を記録しながらも、それが他者によって自由に読み替えられる余地を作品に組み込むことを意識している。「時間」「視点」「物語」が交わる場所を立ち上げ、見る者の中で、少しずつ意味がずれていくこと。その曖昧さや重なりこそが、彼の作品の根にあるものである。
主な個展
2023年 「広すぎて、狭すぎて」(galleryMONMA/札幌)
2024年 「うやむやな撮れ高」(+dayone gallery/有楽町)
受賞歴
2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」展 入選(川崎市岡本太郎美術館)
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