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2025.07.09
「Beyond the WINDOW ―クリス智子と暮らしとアート― 」を大丸東京店で開催 / 暮らしにアートを迎える新しい一歩を
2025年7月30日(水)~8月5日(火)の期間、大丸東京店10階 ART GALLERY 1にて「Beyond the WINDOW ―クリス智子と暮らしとアート―」を開催します。本展では、ラジオパーソナリティ・クリス智子さんとともに、暮らしの中にアートを取り入れる新しい視点をお届けします。
「一人ひとりがひらく、アートの扉。」をコンセプトとした、つくる人も受け取る人も、一緒になってアートを楽しむ扉をひらく、メディア、コミュニティ、プロジェクト『ARToVILLA』。身近なカルチャーとアートを接続させることで、アートを楽しむキッカケを提供してきました。
この度、ARToVILLAメディアにもご登場いただいたラジオパーソナリティのクリス智子さんと一緒に、アートと暮らしの心地よい関係をテーマとした展覧会を開催します。
――窓が一番のアート、とクリスさんは言います。窓を飛び越えてくる景色の美しさのように、部屋のなかにアートがあることで、生活の中に新たな気づきが生まれる。そんなアートとの“会話”を楽しむクリスさんがセレクトした、お気に入りの作家による絵画をはじめ、暮らしに寄りそう工芸品たちを展示販売いたします。
クリスさんのエッセンスを感じながら、暮らしにアートを迎える最初の一歩をはじめませんか?
クリス智子
ラジオパーソナリティ。大学卒業後、東京のFMラジオ局J-WAVEでナビゲーターデビュー。暮らし、デザイン、アートの分野を得意とし、長年ナビゲーターを務めた平日お昼のワイドプログラム「GOOD NEIGHBORS」では2,000人以上のゲストを迎え、心地よいトークを届けてきた。2024年4月より開始した新番組「TALK TO NEIGHBORS」においても、より時間をかけてひとりのゲストと濃密なトークを繰り広げる。
出展作家
有馬晋平
1979年、佐賀県生まれ。大分県在住。 造形作家。日本中に植林されている樹木「杉」を使い造形活動を行う。 代表作である「スギコダマ」と名付けられた作品は、柔らかい曲線に杉を削り出すことで独自の存在感を現し、 人の五感を柔らかく刺激する。 国内外で作品展示を行い、文化施設等に作品を設置している。

有馬晋平《スギコダマ》
小西潮(潮工房)
1964年、千葉県生まれ。千葉、大阪、東京、横浜で育つ。中央大学史学科国史学専攻、日本の近代教育史を学ぶ。在学中にガラス工芸を体験し、ガラス作家になる道を模索、米国シアトルのピルチャックグラススクールを受講、1991年に開校した富山ガラス造形研究所に入学し卒業後渡米、マサチューセッツ州チャザムグラスカンパニーのジムホームズ氏に師事、1998年、江波冨士子とともに神奈川県三浦市に潮工房を設立。イタリアンスタイルの軽やかな技法と茶道など日本文化に根差した器の融合を目指している。箱根ガラスの森美術館、富山ガラス美術館などへの展覧会参加のほか、国内外で展覧会を開催。イタリア国立ヴェネチア東洋美術館、富山ガラス美術館、箱根ガラスの森美術館にコレクションとして収蔵。

小西潮《潮風を編む》
江波冨士子(潮工房)
1968年、埼玉県生まれ。高校2年の夏に茨城県笠間の陶芸家堤綾子氏に出会い陶芸家を目指すも北欧のクラフト展でガラスアートに魅せられ転向、多摩美術大学でガラスを学び、その後富山ガラス造形研究所にてヴェネツィアンのムッリーネ技法をジャック·ワックス氏に教わる。卒業後渡米しマサチューセッツ州ケープコッドの個人工房にてジム·ホームズ氏のアシスタントを務め、その間リチャード·マーキス氏のムッリーネのワークショップを受講。帰国後は小西潮とともに神奈川県三浦市に潮工房を設立。サントリー美術館、菊池寛実記念智美術館、イタリア国立ヴェネツィア東洋美術館開催の展覧会に出品するなど活躍。2018年にはヴェネツィアに滞在。ムラノガラス美術館、富山ガラス美術館、 箱根ガラスの森美術館に作品収蔵。

江波冨士子《小鳥》
康夏奈
1975年生まれ。ロサンゼルスやフィスカルス(フィンランド)、香川県小豆島でのアーティスト・イン・レジデンスの経験を経て、2010年に吉田夏奈の名で展覧会デビュー。2015年に作家名を康夏奈に変更。2020年2月末に逝去。 山や海など自然の中で経験した身体体験をもとに作品を制作。実体験から生まれたその作品群からは強い生命力を感じることができる。主な個展に、トウキョウワンダーサイト本郷(東京、2010年)、東京オペラシティアートギャラリー(東京、2011年)、アートフロントギャラリー(東京、2013年、2016年)。主なグループ展に、瀬戸内国際芸術祭(香川県小豆島、2013、2016、2019年)、上野の森美術館(東京、2013年)、東京都現代美術館(東京、2014年)、東京都庭園美術館(東京、2020-2021年)などがある。

康夏奈《Chopped Forest》 スタイロフォームにクレヨン、オイルパステル 730×500×51mm 2016年制作 photo: Art Front Gallery
都築まゆ美
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(インテリアデザイン専攻)卒業。イラストレーターとして数多くの書籍の装画を手掛けるとともに、近年は油彩画やリソグラフを中心に制作。布による動物の壁掛けオブジェFabric trophyの制作など、様々な創作活動をしている。日常の何気ない風景や人物を描きながら、記憶の曖昧さや感情の残像を表現する。鮮やかな色彩の重なりや静謐なモチーフの中に、光と影、親密さと距離感といった二面性の共存を探求。鑑賞者それぞれの記憶と重なり合うような作品を目指し、個展やアートフェアで発表を続けている。

都築まゆ美《Through the Window》
フランシス真悟
1969年、カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。ロサンゼルスと鎌倉を拠点に活動。絵画における空間の広がりや精神性を探求し続けているアーティスト。代表作として、幾層にも重ねられたブルーの抽象画や、深い色彩のモノクローム作品の他、特殊な素材を使用し観る角度によってさまざまな光と色彩が立ち現れるペインティング「Interference」シリーズが知られる。DIC川村記念美術館(千葉、2012年)、ダースト財団(ニューヨーク、2013年)、市原湖畔美術館(千葉、2017年)、セゾン現代美術館(長野、2018年)、マーティン美術館 (テキサス、2019年)、 銀座メゾンエルメスフォーラム(東京、2023年)、茅ヶ崎市美術館(神奈川、2024年)など 国内外の多数の個展、グループ展に参加。JPモーガン・チェース・アートコレクション、スペイン銀行、フレデリック・R・ワイズマン財団、森アートコレクション、セゾン美術館、植島コレクション、東京アメリカンクラブなどにコレクションとして収蔵。

フランシス真悟《Cosmic Illumination (Blue) 》 2025 Oil on canvas 76x76 cm Photo by Keizo Kioku Courtesy of MISA SHIN GALLERY
イベント情報
トークセッション
「アートと暮らしを楽しむはなし」
日程:7月30日(水) 18:00~19:00
会場: 大丸東京店 10F ART GALLERY 1
参加方法:事前予約制(先着20名)
参加費:無料
出演者:クリス智子、有馬晋平、フランシス真悟
※詳細は7月14日頃にイベントページでご案内します
Information
Beyond the WINDOW ―クリス智子と暮らしとアート―
■会期
2025年7月30日(水)→8月5日(火)
営業時間:10:00~20:00(初日は17:30、最終日は17:00閉場)
■場所
大丸東京店 10F ART GALLERY 1
東京都千代田区丸の内1-9-1
■入場料
無料
■出展作家
有馬晋平、潮工房(小西潮・江波冨士子)、康夏奈、都築まゆ美、フランシス真悟(50音順、敬称略)
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