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2025.04.09

アーティスト5名による作品展が銀座で開催 / 独自の芸術表現で、日常の一瞬が新たな輝きを放つ

2025 年 4月10 日(木)~4 月 16 日(水)の期間、 GINZA SIX 5階 Artglorieux にて アーティスト5名の作品展「鮮やかな記憶:日常の瞬間の捉え方 」が開催されます。

「鮮やかな記憶、⽇常の瞬間の本質を捉える」をテーマに、あやいろ、川上喜朗、土田匠実、平岡大典、森本来実 の5人の現代アーティストが、独自の表現で日常の中の一瞬を捉えます。 
今展では、視覚と⼼の⼆層の旅に誘い、時間の流れの中で定着した瞬間がどのように波紋を広げ、私たちの共通の記憶や感情を呼び起こすのかを感じていただきたいと思います。⽇常の瞬間が私たちの⼼に根を張り、新たな輝きを放つ様⼦をぜひご体験ください。 

出展作品例

あやいろ『突堤のベンチ The Benches on the Jetty 』 2024 Acrylic on canvas 72.7×60.6cm

あやいろ 

東京生まれ。東京外国語大学英語科卒業。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学に留学。
「風景から呼び起こされる記憶」を手がかりに、懐かしさを感じさせる日本の風景を、自身の記憶や感情と重ね合わせながら描いている。作品には、子供時代の鮮烈で断片的な記憶と、大人になってからの淡く柔らかな感覚とが交錯しており、平面的で色鮮やかな描写と、奥行きのある繊細な表現を織り交ぜている。
描く風景の場所にはできる限り足を運び、そこで呼び起こされる記憶や感情、心に浮かぶ物語を制作の出発点としている。そうしたプロセスを経て、現実と空想のあわいにあるような、さまざまな感覚の交錯する記憶の世界を描くことを目指している。
都市化やグローバリゼーションが進む現代において、風景の描写を通して「懐かしさ」と向き合い、自身なりのノスタルジーのかたちを探っている。個人的な記憶をたどりながらも、鑑賞者が自身の体験を重ね合わせることのできる、普遍的な心象風景を追求している。

川上喜朗 『豊穣 / Harvest - Image sketch 』 2024 Acrylic on paper 21×29.7cm

川上喜朗 

私は作品制作において、男なのか⼥なのか、⼤⼈なのか⼦供なのか、あの世なのかこの世なのかもわからない、居場所がなく未成熟なまま⽣きる少年達を想像しながら描き続けています。 
彼らは作品の中でただ存在し続けています。そこに佇んでいます。 
彼らは常に少し怯えています。瞳はどこを⾒ているのかわかりません。 
強い眼差しで⾒つめているのか、それとも虚に何も⾒ていないのか。 
その眼差しは、もしかしたら極東の⽚隅に⽣きる僕たち⾃⾝の眼差しかもしれない。 
そう感じながら、絵画・アニメーションにおいて、私は彼らを描いています。 

土田匠実『 Moku Moku Shika Zika #3』 2024 Acrylic on canvas 65.2×53cm

土田匠実 

アクリル絵の具で主に⼈物やギターをモチーフにした、⼼象⾵景を交えた作品を制作しています。 
作中に出てくる⼈物は男でもなければ⼥でもなく、はたまた⼤⼈でもなければ⼦どもでもありません。⾃分⾃⾝の投影でもあると同時に、⾃分以外の誰かを意識して描いてます。 
作品の中に時々出てくる黒い丸みを帯びたキャラクターは「ハッカちゃん」と呼び、不安やプレッシャーを具現化したシンボルでもあります。 
近年は地元の⾥⼭の⾃然に影響を受け、⾃然をモチーフとした作品を制作中。 

平岡大典『 If only I could be with you 』2024 Acrylic on canvas 116.7x97cm

平岡大典 

日本初の大規模な人工都市、千里ニュータウンで生まれ、『太陽の塔』を見上げながら少年期を過ごす。
作品の中のロボットは、超現実主義、金属的、無機質な存在としてではなく、一貫してロマンチックな感情を持つものとして描かれている。何気ない日常の風景の中に、科学進歩の象徴であるロボットを描くことで、いまを生きる人間の本質的な意味や価値を探究し、そのノスタルジックな姿は我々が暮らす近代社会の構造的変化を浮かび上がらせる。
ロボットたちは力強さと自信に満ちた姿勢を見せることもあれば、柔らかく優雅な姿を見せることも。情熱的で鮮やかな色彩、豊かな想像力と力強いタッチによるモチーフの多面的な姿が生命力と情熱に満ちた作品のイメージを創り出しているのだ。

森本来実『宝箱 I 』 2025 Oil on canvas 53×45.5cm

森本来実 

2000年大阪府生まれ。京都芸術大学美術工芸学科油画コース修了。
愛情をテーマにぬいぐるみやおもちゃを描く。私はいつもゆるされたい、救われたいと思いながら絵を描いている。
ぬいぐるみやおもちゃと繋がることでいつまでも子供でいられると信じ、ぬいぐるみに愛を注ぐことで自分が愛されていると錯覚している。
透明の膜は私を包み込み、私を外界から守ってくれる。愛するとは、守ること。

Information

「鮮やかな記憶:日常の瞬間の捉え方」

■会期  
2025年4月 10 日(木)~4 月 16 日(水) 

■場所  
GINZA SIX 5階 Artglorieux GALLERY OF TOKYO 
(東京都中央区銀座六丁目10番1号) 

入場料:無料

Artglorieux GALLERY OF TOKYOのHPはこちら 
作品に関するお問合せはこちら    

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