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志村信裕
1982年東京都生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院映像コース修了。2016年から2018年にフランス国立東洋言語文化大学(INALCO)客員研究員としてパリに滞在。現代美術作家として、身近な日用品や風景を題材にした映像インスタレーション作品を各地の美術館、芸術祭で発表する。これまで国内外のアーティスト・イン・レジデンスにも多数参加し、拠点を移しながら制作スタイルを更新させてきた。2013年から2015年まで山口市に滞在し、山口情報芸術センター[YCAM]のシネマで35mmフィルムの映写に携わった経験から、ドキュメンタリーの手法を取り入れた映画/映像作品を制作するようになる。忘却された土地の記憶を喚起させるような主題を扱い、綿密なフィールドワークを元に、独自の視点で歴史を編み直すようなプロジェクトを手がけてきた。近年では特に、地域に残されたフィルムなどのアーカイブをインスタレーションに取り込むなど、映像メディアが孕む記録性や時間性に焦点をあてた試みを探求している。近年の主な展覧会に「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(岡山、2024)、「Afternote 山口市 映画館の歴史」(山口情報芸術センター[YCAM]、2023-2024)など。